牛すじ煮込みがそこそこ上手くいった気がして、
調子に乗っていた私です。
牛すじを頂いた経緯は仕事繋がりだったため、
職場の先輩と、私が作った料理の話になりました。
そこで、話の流れから、作り置きの残りを先輩にお裾分けすることになりました。
一緒に単身生活になった身で、部屋は隣同士です。
仕事を終えて借家に戻り、
それぞれの部屋に入る前に先輩にはちょっと待ってもらいます。
「取ってくるので少し待っててください!」
冷蔵庫から牛すじ煮込みの作り置きタッパーを取って折り返します。
「好みの味でなかったらすみません」
少しでもハードルを下げて渡してきました。
あーっ!緊張する!
自分が作った料理を人に渡すの緊張する!
めっちゃまずいって思われたらどうしよう・・・
おじさんがおじさんに手作り料理を渡して、
どう思われるか気になって、そわそわしてる。
いや、渡してしまったものはどうしようもないから、
こんなことでいつまでもドキドキ(ドキドキ?)してないで、
今夜の自分の飯を作ろう!
というわけで、気もそぞろで取り組む今夜のメニューはこちらです。
・豚丼
・白菜浅漬けのわさびドレッシング和え
・色どりたすけてキムチ
この豚丼のつゆは、昨日までの牛すじ煮込みの煮汁を使いました。
この煮汁で作ったら絶対うまい丼になる!って思って作ってみたけど、
煮汁が少なくて水を足したことで味が足りなくなって、
醤油と砂糖を少し加えて再調整しました。
それでも、自分のイメージが期待しすぎだったようで、
めっちゃうまい!という感じにはなりませんでした。
牛の煮汁で、牛丼じゃなくて豚丼にしたことがいけなかった?
とはいえ、お腹いっぱい食べてボリュームで満たされました。
あとは家事を済ませて、のんびり明日のメニューでも考えますか。
それにしても、また思い出してしまった。
今日、私は家族以外の人に手料理を振舞ったんですね。
人に自分が作ったご飯を味わってもらうって、
こんなに気恥ずかしいんですね。
明日、どう言われるんだろうか。
普通に話すことができるだろうか。
料理上手なおじさんだと褒めてもらえるだろうか。
今日のお酒はなにかいつもと違うのかな。
なんだかいつもより、自分の顔が熱い気がする。
この感覚は、
20年まえに妻をデートに誘って返事を待っていた時の感覚に似て・・・ないっ!!