我が家に帰り、庭の草刈りなど優先すべき事項はたくさんあります。
そんな作業のなか、どうしても思い出に浸るものもあります。
庭の地面からがっつり主張している枝。
スマホの過去写真を見直すと、
2年前のイベントだったことが分かりました。
さて、唐突ですが、「こびとずかん」はご存知でしょうか。
森羅万象、世の中の不思議な出来事には、まだ出会ったことのない、
様々なこびと達が影響しているかもしれません。
「こびとずかん」を子供と一緒に読んでいると、
たしかに、そんなこびとたちがいてもおかしくないな、と思わされます。
すごく面白い図鑑です。
しかしびっくりしたことに、
このこびとを捕まえる方法を書いた本があったのです。
娘その二がそんな本を見つけて、必死に訴えてきました。
著作権のどうのこうのがあってはいけません。
手書きで恐縮ですが、
捕まえる手段はこんな感じです。
当時小学1年の、娘その二から「捕まえたい」と依頼されてしまいました。
断ることはできません。
もしかしたら捕まえられるかもしれないので、
まず作ってみました。
できあがりはこちらです。
いざ、つくりはしたのですが、
何が決着なのかは決まっていませんでした。
「明日はモモジリ来るかな」
と娘が期待していたことを覚えています。
数日が経過し、桃は萎れ、紐は風化しました。
カクレモモジリは未だ捕まえられていません。
「カクレモモジリを捕まえたい!」と言った娘本人も、
おそらく覚えていません。
しかし、捕まえようとした形跡は我が家に刻まれています。
娘たちも段々大きくなります。
我が家には、たまたまこびとが来てくれませんでした。
そんな昔話が、いつか笑い話になりますように。