南蛮の出番
出張先で休めることは稀です。
なのでその代わりに、
出張から戻れば平日に休みを取ることが多いです。
昨日は金曜日ですが、休日にしました。
自分が休み、妻は仕事、子供たちは学校。
そんな日に何をするか。
朝は妻の弁当作り。
毎日作ってもらっているので、休みの日くらい作らせていただきます。

・おにぎき(鮭・昆布)
・卵焼き
・ハムとピーマン炒め
・冷食やきとり
・冷食春巻き
これだけでも20~30分かかってしまっているのは、
普段の訓練が不足している証拠ですね。
それから、皿洗いして、洗濯物を干して、
買い物して、家の用事を済ませて、
目的はなくても本屋にいって文庫コーナーをゆっくり歩いて、
帰宅したら晩御飯の仕度です。
今回のメインはチキン南蛮にしました。
前日の夜にテレビで取り上げられていたからです。
番組内で、
「ただ唐揚げにタルタルをかけたものはチキン南蛮ではない」
という宮崎県人の意見が取り上げられていました。
そうだったのか。
試しに「宮崎 チキン南蛮」といった項目で検索すると、
たしかに唐揚げとは作り方が違う。
レシピは色々とあるのでしょうが、
およそ次の2点かと思います。
・鶏むねを採用することが多い
・衣は 生卵 → 小麦粉 → 生卵 の順でくぐらせる
そんなレシピを参考にしながら作った晩御飯がこちらです。

左下から反時計回りに
・白米
・宮崎のチキン南蛮
・キャベツとレタスのサラダ
・わかめスープ
・たたききゅうり(妻の作り置き)
・きゅうりと新しょうがの昆布和え
振り返り、それぞれ○×で評価してみます。
・白米 ○
普段は電気炊飯器ですが、
たまにガスコンロ専用窯を使って炊きます。
当然、炊きたては美味しい。
・宮崎のチキン南蛮 ○
むね肉で作りましたが、個人的にはやはりもも肉が好みです。
しかし甘酢が成功していたのでOK。
家族の評価もよかったのでなおさらOK。
・キャベツとレタスのサラダ ○
切っただけ。
ドレッシング味。
・わかめスープ ○
鶏ガラスープと塩とごま油。
見た目で一品増やしたいときに。
・たたききゅうり(妻の作り置き) ○
白だしと唐辛子でつけてある。
エンドレスぽりぽり。
・きゅうりと新しょうがの昆布和え ×
見つけたレシピ通りに作りました。
新しょうがは細切りにするだけ。
細切りきゅうりと一緒に、塩昆布とだしとごま油で和えるだけ。
食べてみると、新しょうがの生の辛さが全く緩和されていない。
いったん甘酢漬けにでもしてから加えないといけなかったんじゃないかと。
評価で×をつけたくなるほどの料理を出してしまったのは残念ですが、
チキン南蛮の高評価があったのでセーフです。
失敗したくなければ、唐揚げとスパサラを作ればいいんです。
でも「父ちゃんはいつもスパサラばっか作ってる」とは言われたくない。
現状維持は衰退。
(家族もろとも)多少のダメージはあろうとも、
次も何か違うものを作りたい。
帰還鶏飯
前回投稿してから早2カ月。
ようやく長期出張から戻ってこられました。
2カ月も自宅を空けると、
自分がいない状態が我が家の標準になります。
妻と娘二人。
女性3人で生活していた家に、
父が戻ると生活サイクルが変わってしまいます。
「居ると困る」と思われないように、
少しでも役に立つところを見せなければ!
ということで今夜は父担当の晩御飯です。
・鶏飯
・肉じゃが
なんとなく「鶏飯」が頭に浮かんで、
今日作ってみることにしました。
食べたことはあっても作ったことはないので、
クックパッドを頼ります。
具材はこんな感じです。

・鶏ささみ
・干ししいたけの甘辛煮
・刻みたくあん
・錦糸卵
・刻みのり
・鶏だしスープ(写真外)
それぞれ各自で具材を取ってもらって、
鶏だしスープをかけて出来上がりです。

長女は勝手に盛り付け勝負を挑んでいたようで、
私よりも丁寧に盛り付けてくれました。

久しく自宅に帰った自分の加点になれば最高ですが、
そうでなくとも料理欲を満たせて満足です。
次回があるか分かりませんが、
次回のためにメモをつけておきましょう。
・スープは濃い目に作りましょう
・干ししいたけを戻す時間を計算に入れましょう
(調理より干ししいたけ戻し時間の方が長いぞ!)
可動ケーブルはケーブルキャリアへ
二代目3Dプリンターを使い始めて、半年が過ぎました。
印刷速度が速く印刷ミスも少なくて申し分ない代物なのですが、
ずっと改善したいと思っている要素がありました。
素材となるフィラメントを供給するケーブルが、
筐体からふわっと上部に膨らんでいます。
経路が矯正されていません。

この膨らみを矯正するには、まず背面の部品をどうにかしなくてはなりません。

これは材料切れを検知するセンサです。
そしてこれがケーブルの方向を決めています。
まずはこれを移設しましょう。
ということで、筐体を実寸でスケッチするところから始めます。
段取り八分。
ここに時間がかかるのは仕方ない。

ここから、背面のセンサ移設用ブラケットを作図します。
ケーブル矯正用のフックも作図しました。

印刷した部品を取り付けます。
見えないところで電線との干渉があり、図面修正してTake2です。

これで第一段階クリア。
この向きにケーブルを矯正できたなら、
次の段階に進められます。
可動ケーブルはケーブルキャリアを通すべきだろ!
ということで続きの作図です。

ケーブルキャリア自体も3Dプリンターで製作している人たちも多いですが、
私はAmazonで安価なケーブルキャリアを購入しました。
摺動部品は自作では耐久性に不安があるためです。

上部への膨らみが矯正されて、
X-Y可動のヘッドへ繋がるケーブルがキャリアに納まっています。
これがやりたかった!
そして仕上げはこれだ!!


遡ること8カ月前の2024年6月。
次女が友達からウーパールーパーを譲り受けることになりました。
それから娘と一緒に世話をするうちにどんどん愛着が湧いていき、
今では娘よりも私の方がウーパールーパーの可愛さにやられているようです。


そこで、近所で購入したウーパールーパーのマグネット付きぬいぐるみを
筐体にセットして完成形としたわけです。
3Dプリンター製品名「Adventurer5M」
ケーブルキャリアを使ってケーブルを矯正したことと、
ウーパールーパーぬいぐるみで格段にグレードアップしたこの製品は、
Adventurer5M Super !!
否。
Adventurer5M ウーパー !!!!
機能性とか関係なしに愛着5割増し
読書は幸い 出張は辛い
出張あるなら移動あり。
移動あるなら読書あり。
今回は3冊の紹介です。
「短編宝箱」
三体読了で長編読書エネルギーを使い過ぎて、
たまには短編集を手に取ってみました。
短編集だと、普段読まない作家さんの話も気楽に読めるのがいいですね。
ほとんど読んでいる伊坂幸太郎さん、米澤穂信さんの話はもちろん好みだし、
1~2冊しか読んでいない道尾秀介さんの「きえない花の声」も良かった。
浅田次郎さんの「無言歌」、朝井リョウさんの「エンドロールが始まる」など、
なかなか、ぐっときます。
きっと誰でも、それぞれに好きな話が見つかるはず。
「方舟」夕木春央
クローズドサークルもので、時間制限も設けられています。
ずっと張り詰めた状況でどんどん事態は悪化していき、
論理と倫理の両面で結末に向かっていきます。
最後の衝撃はかなりのもの。
読み終わった人と話をしてみたくなります。
「ペッパーズ・ゴースト」伊坂幸太郎
伊坂幸太郎さんの未読作品が文庫コーナーに平積みされていて、
一切躊躇せず手に取りました。
今回も魅力的なキャラクター満載です。
成海さんもいいけど、シアンさんが一番好きかも。
小説がエンタメであることを、色々な形で表現してくれていると思います。
仕掛けも、結末も、とにかく心地よい。
言い過ぎだと分かっていますが、
小説1冊を読み終わったときの心地よさで活力をもらっている部分もあります。
出張中は3Dプリンターに触れない事が辛いのですが、
出張のための移動時間で小説を読む時間が作れることは幸いです。
相反する状況です。どっちがいいか。
3Dプリンターを触れることが、わずかに優先か。
ところで、辛いと幸いの字面はなんでこれほど似ているんでしょうね。
意味は相反してるのに。
心震える魔改造
ビジネスホテルを転々として日々疲弊する出張の最中にありながら、
「魔改造の夜」という最高のテレビ番組を見れました。
心の昂ぶりを抑えられずここに書き始めたところです。
NHKの番組で、過去に何回か見ることができました。
大手企業3社が、1.5カ月という短期間で無理難題に挑みます。
今夜放送されたのは、
「ビニール傘 滞空時間マッチ」
というタイトルでした。
いくつか制限がありますが、主なルールは次の二つ。
・最低限、雨をしのげる作りであること
・1.5mの高さから投げて、地上に着くまでの滞空時間を競う
そして、課題に左右されない大事な共通ルールが一つ。
・失敗しても構わない
それらのルールのなかで、
滑空して滞空時間をかせぐのか、
動力を用いて飛ぶ動きをするのか、
各社のチームが試作しながら方針を定めていきます。
製作過程のダイジェストで既に十分な熱量を受け取れます。
そして実演の日。
3社が集い、互いが持ち寄った装置に互いが感心する雰囲気。
たった2回の試技で成果を出さなければいけない緊張感。
過剰なほどの熱量を浴びました。
どの企業も凄い!
そしてすぐさま触発される私です。
自分の仕事にこれほどの精密設計はありませんが、
メカ設計として「俺だってやりますよ!」って言いたい気分です。
でもさすがにこれほどはできません。気分だけです。
次回は「脚立25m走」だそうです。
脚立が走るって何!?って感じで最高です。
期待大です。
ところで、この番組のルールであり、
後輩にも伝えたい、「失敗しても構わない」という大事なルールは、
しかし客先現場には適用されません。
理想ではなく現実的に教えるなら、
「失敗しても次善、もしくは三善四善を先に考えておけ」です。
失敗して、客先の稼働が滞ることは許されません。
どうにかその日の生産を落とさない応急処置が必須になるからです。
なにせまだ出張継続中で、
今週末も客先での改修工事が控えてます。
自分が設計した部品が問題なく取り付けられて、
現状より良くなって稼働してほしい。
自分の実力次第だとはいえ、ある種これは祈りに近い。
後輩に正直に伝えることは憚られる、メカ設計の真理。
三善四善用意していても、最後は神頼み。
多色の努力
小4の娘から将棋を挑まれました。
以前は山崩しだけでしたが、
最近はちゃんとした将棋のルールで勝負できます。
ようやく駒の移動も8割くらい覚えてきた感じです。
しかし私もあまり上手ではないので、
きちんと教えながら、うまく負けてあげることができません。
娘が負け続けて嫌いにならないようにしていきたいと思っています。
ところで本題は、
将棋の上手下手の話ではありません。
我が家の安物将棋もかれこれ10年くらいの品物で、
駒の一つが無くなって、紙でかたどった手書きの駒を使っているのです。
もう数年はその状態だったのであまり疑問をもっていませんでしたが、
ふと、3Dプリンターで作ればいいじゃん!となりました。
ぴったりの色はないけど、それなりのものは作れるよ、と言うと、
娘も喜んでくれました。
というわけで、さっそく実物から寸法取りして3D図面化します。
無くなっていた駒は「銀将」
裏の文字は金の崩し文字ですが、崩し文字はFreeCADでフォント対応不可です。
そのまま「金」と書いてもいいのですが、
「全」の字で代用される場合もあるということで、
今回は雰囲気でこちらを採用。
図面化したものがこちらになります。


早速印刷します。
ものが小さいので、印刷時間は5分程度です。

あとは凹んだ文字を塗ればいいと思っていましたが、
実物の凹み部分の細さは想定外でした。
全然ペン先なんか入らない。
娘に見せてみると、
「表面全体を塗れば文字がはっきりするでしょ」と即答でした。
そして即実行でした。躊躇なし。
表面全体を塗るとどうなるかというと。


表は黒、裏は赤という、異彩を放った銀将ができあがりました。
娘は大変満足な様子です。
これでいいのか?
全体のなかでこの駒だけがこんなにくっきりしていていいのか?
満足した娘と、納得いかない私。
もう一歩、どうにか改善策を。改良品を。
ここからは自己満足のために仕切り直しです。
設計から見直して、どうにか文字の色が表現できるように考えます。
そこそこ時間をかけて再設計したものがこちらです。

表面の部品を透明にすると、このとおり。

下からみるとこうなります。

色を表現するためだけのパネルを黒赤それぞれで製作し、
中に埋め込むことにしました。
プラモみたいに凹凸を作って、表面の部品は互いにはまるようにしています。
3色のフィラメントをつかって印刷したものがこちらです。

これでようやく完成です。
本来の駒と、再設計の駒、そして娘が大胆に色を塗った駒を並べてみました。


厚み4㎜の駒に閉じ込めた黒と赤のパネル。
手間に見合う仕上がりだと自画自賛。
最近は多色印刷が可能な3Dプリンターも増えていますが、
単色印刷のプリンターでも、部品の構成次第で多色を表現することができました。
自己満足の度合いは別として、
3つの駒が並んだ写真を見返したときに、
どの駒が強そうかと考えると、
圧倒的に、娘が塗った黒赤の銀将だよな、とは思います。
年の瀬の作り納め
あっという間に年の瀬。
一年を振り返って、
2024年最高のイベントは、3Dプリンター2台目を購入したことです。
Adventurer5Mを手に入れて、
生産能力(印刷速度)は3倍以上になりました。
しかし、最近はその能力を活かすほど作図できていないことが問題。
ゆえに。
何か作らなければ年は越せない!
という強迫観念でこの数日は行動しています。
いつも通りの行動原理。
必要だから作るのではない。
作りたいから必要(かもしれない)なものを探す。
その1 <キーケース>
元々のケースが壊れてしまい、
居場所を失って転がされていた鍵たちの入れ物を作りました。
数個の鍵を分けられるように仕切りをつけています。

最近、ミルウォーキー工具箱のミニチュアを作ったばかりなので、
自分にとってアルミの針金を使ったヒンジ設計は確立したと思っています。
なので、蓋も作ることにしました。

w80*d40*h50程度の大きさです。
これくらいなら、1時間で印刷完了します。

アルミ針金を通して連結し完成です。

しかし設計ミスがありました。
蓋が閉じません。
ヒンジの支点位置をミスしました。

押さえれば閉じるけど、また開いてしまう。
図面修正して作り直せばいいんだけど、そこまでの情熱はない。
「叩けば閉じる、カスタネット風の蓋です」
という解釈で完成としましょう。
その2 <壁付けスマホスタンド>
洗面所でスマホから音楽を流しながら洗濯物を片づけたい。
洗濯機近くでどこに置こうか。
こういう時こそ浮かせる収納!(題材見つけた!)
壁から40㎜くらいの距離で引掛け部があれば、スマホが立てられそうです。

この断面に60㎜の厚みを持たせて、
そこから中抜きをしたり、角を取ったり丸めたり、
ビス用の穴を3か所作ったりして作図完了です。

ビス用の穴は六角形にしています。
これは3Dプリンターが積層して作り上げるという特性に合わせたものです。
丸穴より六角形がきれいに仕上がります。
内接する円の直径を必要寸法に合わせれば、丸穴と同じ役割で使えます。
実際に壁に取り付けてみました。

そしてスマホを実際に立ててみました。

肉厚5㎜で製作したけど、3㎜でも十分だったかもしれません。
縦置きでも横置きでもお好きにどうぞ。
自己満足度の高いスマホスタンドになりました。
大したものではないけれど、
年末に滑り込みで2点製作できました。
これでどうにか製作欲を満たして年を越せそうです。
洗面所にスマホの置き場を作ること自体どうなの?
という声も家庭内から挙がってきますが、
製作欲で動いているだけなので、そこまで考えていません。