先日ブログに書いた通り、関東出張を経て、
ミルウォーキーのPACKOUTシリーズに
新しくタンブラー君が仲間入りです。
これにより、自分の中のミルウォーキー愛が再燃していることを感じました。
今なら、あの時に断念したことができそうな気がする。
およそ半年前の当時。
手に入れたばかりのミルウォーキーに浮かれて、
「ミニチュアを作ろう!」
と意気込むも、早々に断念したのです。
この時の製作方針は、
「再現できる範囲でできるだけ小さく」
という感じでした。
ミニチュア作家のMozuさんに憧れていたということもあります。
尺度を1/5スケールに設定して取り組んだのですが、
作図できた範囲はこんな感じです。
当時の日記に
「本体と蓋のヒンジを5mm角くらいの断面に収めるイメージが浮かばなくて、
筆が進まない」
と書いていました。
そして現在。
3Dプリンターに囲まれた自分スペースの手元にタンブラーパワーを感じつつ、
方針を見直してやり直すことにしました。
今回の製作方針はこれです。
「小さくし過ぎず、それなりの大きさで実用性を持たせる」
尺度は1/3スケールに設定しました。
ある程度の大きさがあれば、色々な構成要素に現実味が出ます。
実現できそうなイメージが沸くと、筆が進みます。
そうして実物を繰り返し測定し、そのたびに電卓で寸法を3で割り算して、
数日かけて10時間程度で作図したものがこちらです。
色分けも所有するフィラメントの色に合わせて、
実物に近づけるようにしました。
こうなれば後は印刷するだけです。
Voxelb Aquilaの印刷速度50mm/secだと40~50時間くらいかかりそうですが、
Adventurer5Mの印刷速度300mm/secなら15時間くらいで終わります。
興奮して組み上げた仕上がりはこちらです。
並べて見たとき、再現度はいかがでしょうか。
手前味噌ではありますが、なかなか親子感が出ているのでは、と思っています。
そして実用性について。
「小さくし過ぎない」という方針にしたので、
ベビーの懐は160mmくらいの内寸があります。
工具箱のベビーを作ったので、小物工具を収めましょう。
その他、こだわった部分として、
本物同様に大型タイヤをつけてどんな悪路も連れ歩けるタフ仕様です。
また一つ、自己満足の製作品を増やしてしまった。
しかしこれで終わることはできない。
製作したベビーにも、重ねられるベビー2が必要です。
PACKOUTシリーズなので、1段目の蓋にグッとはまることが理想です。
今回製作した1/3スケールの蓋で、PACKOUTが再現できるのか。
この先、それだけ没頭する作図時間が取れるのか。
せっかくならベビー2を製作して重ねて活用したい。
今の勢いのまま、ベビー2に続けたい。
続かないかもしれない。