とーやぎけんの作るぞメモ

DIYの記録に使っていきます

Adventurer5M立ち上げ

今回は新規購入した3Dプリンター立ち上げの記録です。

 

数ある3Dプリンターのメーカーで、

シェアトップはたぶん「Creality」

最近増えてきているのは「Bambu Lab」

どちらも同じような価格帯で、箱型の3Dプリンターを販売しています。

 

そして私が選択したメーカーは「FLASHFORGE」

 

少し前の製品で「Adventurer3」はかなり人気がありました。

その後継機で「Adventurer5M」と、

ハイスペック版の「Adventurer5M Pro」が最近の商品です。

 

「Adventurer5M」 60000円

「Adventurer5M Pro」 85000円

 

Pro版の大きな違いは次の2点です。

・印刷部を撮影する小型カメラ付き

・外側が覆われていて製品印刷の安定性が上がる

 

私の判断としては、

・カメラはネットワークカメラのTAPO君がいる

・外側を覆う方法はDIYで好きにできる

・なにより「Adventurer5M」の見た目が好み

として、少しでも安価な「Adventurer5M」に決定しました。

他メーカーの類似製品と比べても、比較的安価です。

 

しかし、シェアが低いメーカーを選択すると大きなデメリットがあります。

3Dプリンターにトラブルはつきものですが、

トラブルシューティングの情報が圧倒的に少ない、という点です。

 

トラブルを乗り越えた先駆者たちのブログやYouTubeが貴重な情報源ですが、

現時点で「Adventurer5M」は海外ユーザーしか見当たりません。

 

そこも面白味と捉えて、

「Adventurer5M」と楽しく付き合っていこうと思います。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

開梱から出力成功までの流れを記載していきます。

 

箱が届いた時点で興奮MAX

1台目と比較してそれほど大きくない本体

必要部品は筐体のなかに緩衝材と一緒に詰め込まれています。

 

わくわく時間継続中

取説は入っていなかったので、

メーカーHPの取説をダウンロードしてタブレットに表示しながら進めました。

組み立て、というほどの作業はありません。

搬送用の固定ネジ4本を外したり、ネジ2本で背面に部品つけたり、その程度です。

 

 

電源を入れて初期セットアップに移ります。

タッチパネル操作で順番に入力するだけです。

 

キャリブレーションと呼ばれるチューニングが終わり、

あとは画面の指示通りにテスト品を1個印刷するだけ、

だったのですが、30分経っても印刷が始まりません。

 

これは何を待ってるんだ?

 

「adventurer5 印刷始まらない」と検索して、

メーカーHPのFAQに症状の記載があることがわかりました。

初期セットアップ時にこの症状が発生することがあるそうです。

 

記載通り、強制的に電源を切って、

別のテスト品「Boat_PLA(14min)」を印刷することで再開できました。

 

しかし今度は、その印刷途中で印刷ミスが発生しました。

途中からフィラメントが供給されていません。

 

背後のフィラメントホルダー側を見てみると、

うまく供給されずに折れ曲がっていました。

 

フィラメントがスルスル回らず引っ張られたのかな

最初の一回でチューブが破損した・・・

折れ曲がっても無理に引っ張って、

供給チューブの入り口にフィラメントが食い込んでいました。

このままだと2回目以降も同じように食い込んでしまうので、

破損した先端部分を少しだけカットして、

手持ちのチューブ継手を取り付けました。

 

本来の使い方ではありません

チューブ端面が継手で保護されるので、

もし今回みたいに引っ張られても食い込むことはなくなります。

 

ここまでして、

ようやく1回目の印刷が成功しました。

 

速い。めちゃ速い。

ヘッドの動きの速さがすごくて、

見てるだけで「あああああーー!」と勝手に声が漏れてきます。

これほどの機械が家庭用でいいのか。

すごすぎ現代技術。

すごすぎ企業努力。

 

 

このあと、もう一つトラブルがありました。

もともと本体に保存されているデータではなく、

自分で印刷データを作るためのメーカーソフトがあります。

「FlashPrint 5」というスライサーソフトをPCにインストールするのですが、

このインストールがいつまで経っても終わらない。

 

「FlashPrintのインストールが終わらない」と検索して、

これもメーカーのFAQに記載がありました。

NVIDIAGPUを搭載したパソコンではインストールが終わらない、

という症状があるそうです。

 

FAQでは、NVIDIAドライバーをアンインストールして、

FlashPrintのインストール後にNVIDIAドライバーを再インストールすると書かれていましたが、

私の場合は、一旦「最小化」して立ち上がっているアプリを見直していたら、

最前面に出ないかたちで、もう一つ許可が必要なタスクが立ち上がっており、

それを許可したらすぐにFlashPrintのインストールも完了しました。

 

 

そんな感じで色々ありましたが、

本体もスライサーソフトもとりあえず使えるようになりました。

3Dプリンターにしては、最初の印刷成功まで早かったと言えるでしょう。

FAQに記載がある範囲で解消できたので、十分です。

 

 

あとは自分がどれだけこの機械で楽しめるか。

私が「Adventurer5M」を選択した理由がもう一つあります。

フレームのあちこちに予備タップや通し穴が用意されていることです。

 

この拡張性が魅力


このタップや通し穴を使って、

ミニ工具箱を取り付けたり、

外装を覆ってみたり、

色々やってみたいことが浮かんできます。

 

やりたいことのボリュームに対して、

設計能力と設計時間が不十分なのが、ちょっと残念ではあります。

 

にほんブログ村 料理ブログへ にほんブログ村 PC家電ブログ 3DCAD・3Dプリンターへ