9月の感想文、と言いつつ、すでに10月に入りましたね。
年末まで3か月を切りました。
いま取り掛かってる仕事は間に合うのか?
ということで、追い込まれた仕事から目をそらす一番の方法が移動中の読書。
少しだけ振り返ってみようと思います。
「教室が、ひとりになるまで」
著者 浅倉 秋成
青春もの、ミステリものが好きなので、あらすじ買いしました。
ささやかな特殊能力が設定に入りつつ、論理的に進んでいく。
ずっと緊張感があって手が止まらないです。
「六人の嘘つきな大学生」
著者 浅倉 秋成
「教室が、ひとりになるまで」がすごく面白かったので、
立て続けに同じ著者の本を手に取りました。
先の作品に負けないくらい、先が気になる構成がすごい。
これだけの展開があってまだ半分?っていうくらいの濃さ。
著者 南原 詠
弁理士、って職業を知らなかった。
特許出願も縁がないわけではないので、興味を持って読めました。
コミカルな場面も勢いのある場面もあり、読みやすい小説。
「世界でいちばん透きとおった物語」
著者 杉井 光
本屋に平積みされているのを見て、あらすじ買いです。
「ネタバレ厳禁」とか「電子書籍化不可能」とか
帯にいろいろ書いてあるので十分に身構えて読みましたが、
それでも圧倒されました。
「映画化決定」
著者 友井 羊
いかにも青春もの!という表紙とタイトル買いです。
プロローグで決定的に提示されていて、
どれだけ読み進めてもそれが引っ掛かり続ける。
エピローグまで読んで、プロローグを見直して、やっぱりため息ひとつ。
ごく簡単に書いてきましたが、
その中でも断トツのインパクトは
「世界でいちばん透きとおった物語」です。
読んだ人にはきっと訪れるその瞬間のことについて、
読み終わった人と気兼ねなく話してみたいって思った作品でした。
伊坂幸太郎さんの「トリプルセブン」が気になります。
不幸な殺し屋が出るんですもんね。
文庫化はずっと先か。
それと、よく話題になる「三体」って文庫化しないのかな。
単行本で買えばいいだけ、ってのは百も承知。
我ながら、気が小さいなー。