半年の単身赴任から帰宅したのがおよそ1ヶ月前。
そして今、1週間の出張という形で、以前の赴任先を訪れています。
この景色が「またここに戻ってきた」と思わされます。
見えなくなるまでずっと真っすぐの道。
見渡す限りの農地。
さすが広大な大地。
予定していた仕事は順調に終わり、
出張先で休みを取ることができました。嬉しい誤算。
なので久しぶりに日記を書いています。
今回は、最近読んだ2冊の振り返りです。
「三体」
ずいぶん前から話題になっていて、
文庫化を待ち望んでいたSF小説です。
単身赴任の帰り道で読み始めて、没頭していきました。
三体問題っていうものを全く知らなかったし、
物理は中学レベルの知識なので、理解が追い付かない部分も多かったけど、
雰囲気で読んでいくだけでも十分に面白かったです。
この一冊だけでもきちんと話がまとまっているけど、あくまでも三部作の一作目。
まだ続きが読めると分かっているのは幸せです。
これほどのスケールの話を三部作で完結させているって凄すぎ。
「冬季限定ボンボンショコラ事件」
20年前くらい、「インシテミル」で米澤穂信の小説にはまって、
文庫が出ればずっと追いかけてます。
小市民シリーズの最初は10年前だったみたいです。
「春季限定いちごタルト事件」から始まり、今作で春夏秋冬が揃いました。
賢しら(さかしら)に名探偵を気取ったりしないように、
目立たず小市民を目指そうとする小鳩君の物語です。
今回の出張の行き道で読み始めましたが、移動中には読了できず。
続きが気になる構成で、その日のホテルで最後まで読み切りました。
完結に感謝です。
さて、これで手持ちの文庫本がなくなりました。
帰り道の分がありません。
今回の出張はちょっと変則的で、
行き道は飛行機、帰り道は自分の運転で車移動。途中は20時間のフェリー移動。
フェリー乗船中はネット環境なし。
できることは、寝るか、仕事するか、本読むか、くらいのものでしょう。
いつ頃からそんなことを考えたか分からないけど、
移動時間3時間程度につき1冊の文庫を買っていいという自分ルール。
買う!と決めて本屋に行くときの楽しさ。
出張先での休日を、これから本屋で満喫します。