単身赴任先から2ヶ月ぶりに帰宅して、
約一週間過ごしたのちにまた赴任先へ戻るはずが、
新型コロナウイルスに感染して赴任先に戻れなくなりました。
自宅に約一週間の追加滞在です。
症状としては3日間ほど高熱が続きましたが、
ようやく落ち着いてきました。
咳がなかなか治まってくれません。
しかし症状が落ち着いてきても、せっかく自宅にいるのに隔離生活です。
自宅にいても家族と一緒に過ごせないし。
早く赴任先に戻らないと仕事も大変だし。
とりあえず体は軽くなったのでリモートで仕事にも復帰し始めています。
ところで少し記憶を遡って、
熱は下がりきらず、ぼんやり思考で布団に横たわっていたとき。
隔離部屋の入口を少しだけ開けてこっちの様子を窺う娘。
「おとうさん、おなか空いてる?」
寝たまま返事する私。
「まだ空いてないかも」
ためらいなく彼女から2投目。
「ちょっとなら空いてる?」
(・・・もう返事は決まってるんじゃん)
「ちょっとなら空いてるかも。」
「おっけー!すこし待ってて!」
(娘なりに隔離を意識して)距離を置きながら、おやつカルパスの差し入れ。
「ありがとう。これおいしいよね」
せっかくもらったので、彼女から見えるところでとりあえず1本試食。
「おとうさん知ってる?食べたら袋の中の文字が見えるんだよ!」
「そうなの?」
本当に知らなかった。
「さっきわたしが食べたやつに<パパにもどうぞ>って書いてあったから、
おとうさんも食べるかなって思って聞きにきたんだよ!」
「そんなピッタリなことも書いてあったんだね」
ぼんやり思考で娘のハイテンションについていくのは難しかったけど、
娘(いや、株式会社ヤガイ様)の気遣いでもらったカルパスは本当に美味しかった。
ちなみに、写真ではまだ未開封のもう一本には<またかってね!>と書かれてました。
単身赴任先に戻っても、絶対買います!
だけど、もし、一人の時に<パパにもどうぞ>を引いてしまったら。
きっと泣いちゃうだろうなー。