とーやぎけんの作るぞメモ

DIYの記録に使っていきます

3Dプリント途中で出なくなる原因一つ解消

ここ最近は、建物のミニチュアを作る事を目的にしています。

しかし失敗続きで本当にくじけそうでした。

 

なんで今までできたことができなくなったのか。

作りたい図面がこれです。

 

図面ができてるならカタチにしたい。

左の部屋はできたのに、右の部屋は失敗する。

 

 

失敗の残骸がこんな感じです。

 

実際はこの5倍くらいつくってます。

床面まではできるけど、壁のプリントで失敗しはじめる。

なんでここから材料がでなくなるのか、2ヶ月ほど悩まされてきました。

 

原因はたぶんこれです。

 

・部屋の間仕切りが増えた

 

なぜ間仕切りが増えたら印刷できないのか

 

1.同一レイヤーでフィラメントの出し入れが頻発する

2.エクストルーダーでフィラメントの前後送りを繰り返す

3.フィラメントの同じ場所にギアの送り込み傷が繰り返し刻まれる

4.フィラメントが送り込み傷で削られ、ギアの歯が立たないくらい痩せる

5.ギアが回っても、空回りしてフィラメントが供給されなくなる

 

薄物(今回は部屋の壁)を印刷するとき、

このようなレイヤーがあると失敗しやすいようです。

赤丸がフィラメント出し入れ頻発の原因

今回取った対策は次の2点です。


1.周囲厚み(シェル)を増やして、中空範囲を減らす

2.エクストルーダーの巻き戻し量と速度を落とす

 

この一つ目の対策をすると、次のように変わります。

 

とびとびを無くせます

とびとびの部分がなくなり、通しでプリントできるようになります。

 

もう一つの変更点はこれです。

この設定も影響します

巻き戻しの長さが長いと、フィラメントを繰り返し傷つける範囲が広がります。

スピードがどの程度影響するのかは、まだはっきりしていません。

 

ただ、今回はこの長さを3mmに変えて改善しました。

 

そしてようやく壁も立ち上がり、一つの部屋ができました。

プリント完了してすごく感動してます

 

約2ヶ月悩まされて、色々と試して、結果的にはすごく勉強になりました。

これから、製作意欲マシマシです!

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