もう2ヶ月以上、3Dプリンターの不調に悩まされてきました。
少し前に、エクストルーダーの引き戻し頻度で
フィラメントが削れてしまうのではないかという仮説で対策したのですが、
改善点ではあったけど原因ではなかったようです。
私が使っている3Dプリンター「Voxelab aquila」で起きていた症状のおさらいです。
・印刷途中からフィラメントが供給されなくなる
・エクストルーダーは動いているが、フィラメントが削れて押せなくなっている
・連続稼働時間の累積4~5時間で発生する
色々と試して、もうホットエンドくらいしか思いつかなくて、
AmazonでVoxelabの純正品を扱っていたので購入しました。
ケーブルごとの入れ替えが必要だから二の足を踏んでいたのですが、
覚悟を決めて取り組みました。
熱電対とかヒーターとか、
何度もつけたり外したりしてダメになってた可能性も感じていました。
ノズルにフィラメント団子が出来上がっていたときはかなり引いたし。
電源を入れるまでは安心できないけど、
無事に新品のホットエンドに交換できました。
そしていつもの3Dbenchyをプリントして、問題なく稼働する事を確認しました。
あとは長時間印刷に耐えられるか。
今やりたいことは、自分が関わりがある建物のミニチュアを作る事です。
1/100スケールで寸法や形状をデフォルメして、
印刷しやすい形状を意識して3D形状を設計しています。
FREECADでの設計図面がこちらです。
想定される印刷時間は20時間。
これが印刷できたら泣いてしまうかもしれない。
夜に仕掛けて朝の時点で7~8時間経過していて、
印刷継続してる状況をみて興奮が抑えられなくなっていました。
ちゃんと完成までいって、設計通りのものが仕上がりました。
この3Dプリンターで造形できる目一杯のサイズです。
これから、部屋ごとに分けてどんどん作っていきたいです。
ところで、なんでホットエンド一式を交換したら印刷できるようになったのか。
推測ですが、次のようなことを考えます。
・カートリッジヒーターが連続4~5時間経過で加熱できなくなるようになった
→フィラメントが溶けないからエクストルーダーで送れない
・熱電対が4~5時間で異常加熱の信号を出すようになった
→ヒーターの昇温を強制的に止める
→フィラメントが溶けないからエクストルーダーで送れない
私が電気系に弱いので、根本原因に至らないまま一式交換という手段に走りましたが、
とりあえず長時間印刷が達成できて本当にうれしいです。
設計したものが印刷できて、満たされてる感が半端ないです。
気持ちはすでに無敵モード突入。
明日からの仕事も無敵モード継続です。
ふふっ。職場のだれも、私の無敵モードは理解できまい。